裏側矯正の特徴
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普段の生活で装置が見えない
装置を歯の裏側に装着するため、人から気づかれることはほとんどありません。
矯正を気づかれたくない方や、人と接することが多い方にもおすすめです。 -
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食事のストレスが少ない
表側に矯正装置があると食べ物が詰まりやすく、食事中ずっと口元が気になりますが、裏側矯正ではそのような煩わしさが少なく、快適に食事をすることができます。
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03
治療の効果を早い段階で実感できる
裏側矯正は、装置を装着中でも前歯がそろってきた段階で美しい歯並びを実感することができます。
治療開始からおおよそ半年程度で前歯がそろってきます。 -
04
歯の表側を傷つけない
装置を外す際、歯の表面のエナメル質にひびが入る「エナメルクラック」が起きる場合があります。
歯の裏側は表側にくらべてエナメル質が厚いため、エナメルクラックを抑えられます。
裏側矯正の注意点

違和感やしゃべりづらさがあります
裏側矯正の場合、装置が舌に当たるために違和感が強い傾向があります。また、さ行・た行・ら行など、舌を歯の裏側に当てて発音する言葉が不明瞭になります。
装置に慣れてくると舌の位置も矯正されてくるので、多くの方はこれらの違和感について徐々に落ち着いてきます。

表側矯正より費用が高め
歯の裏側は表側に比べて凹凸があり、また歯の状態を見ながらの調整が難しいため、裏側矯正では事前に患者さんの歯型にピッタリ合う矯正装置を作る必要があります。そのため、精密な装置の製作や高い治療技術が求められ、費用が表側の矯正治療よりも高くなります。
当院の治療の特徴
歯列矯正は一般的な歯科治療とは別に、専門的な技術と知識を必要とします。
裏側矯正では事前に患者さんの歯型にぴったり合う矯正装置を作るための精巧な技工技術に加え、
歯科医師の高い技術・経験も求められます。
当院では、様々な手法で矯正治療を行い、多くの症例を見てきた「矯正担当医」が豊富な経験を基に、先進的な機器を駆使した治療を行っています。

矯正担当医が常駐
さまざまな症例を担当してきた「矯正担当医」が、検査結果や患者さんのご要望にもとづいた治療を行っております。矯正担当医は常駐のため、患者さんの通院スケジュールに合わせて治療を行うことができ、急なトラブルでもすぐに対応可能です。
また、当院では一般歯科診療も行っているので、歯並び以外の治療も迅速に移行し、連携しながら総合的に治療を進めていくことが可能です。

先進のデジタル技術の導入
歯・顎・神経・血管を立体的に映し出す「歯科用CT」、頭部や顔面のバランスの変化を観察する「セファロ」、お口の中を立体的にスキャンする3Dスキャナー「iTero」など、矯正治療に必要とされる精密な検査ができる機器を完備しております。これらの機器で情報をデジタル化し、従来は感覚や経験に頼っていた部分も可視化することで、より的確な治療を可能とします。

時間をかけた精密な事前検査
治療期間や費用、お顔や全身への影響も大きい矯正治療は、綿密な治療計画と的確な治療が必要とされます。そのため当院では、精密な事前検査が大切だと考えます。
治療開始前に患者さんとのカウンセリングでご要望などをしっかりと伺い、先進機器を使用して細部まで診査し、精度の高い治療のための準備を丁寧に行っております。

シミュレーションで、
治療後の歯並びを確認
裏側矯正ではより精密な矯正装置が必要なため、データを活用して精度の向上をはかります。また、治療開始前に矯正前と矯正後の歯の模型を作り、治療後の歯並びを目で見て確認していただくことで、安心して治療に臨んでいただけます。
よくあるご質問
重度の歯列不正など、裏側矯正では対応できない症例もありますが、ほとんどの症例で適用が可能です。症状によっては抜歯が必要な場合もあります。
固い食べ物は装置の破損や変形の原因となることがありますので、食べ方にご注意ください。
また、ガムやキャラメルなどの粘着性の食べ物は、装置に付着する場合がありますので控えたほうがいいでしょう。
可能です。
表側矯正と違って装置が歯の裏にあるため、運動の際に接触するようなことがあっても、装置によってお口の中をケガする可能性は低くなります。
個人差はあるものの、ワイヤーを調整する際に痛みや違和感がある場合があります。
当院では、使用する装置の種類や装着部位の工夫などを行うことで、痛みの軽減に努めています。
治療期間には差がありません。
どちらの矯正方法も、治療期間は患者さんの歯並びや歯の動きによって異なり、歯を動かすのに必要な期間は、平均で2年前後、通院の間隔は、1ヶ月に1回程度です。
症例紹介
症例1
診断 | 上顎前突(出っ歯) |
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初診時の年齢 | 16歳8ヶ月 |
装置名 | リンガル(裏側)ブラケット、アンカースクリュー |
抜歯・非抜歯 | 上顎両側第一小臼歯及び下顎左側第二小臼歯の計3本 |
治療期間 | 2年10ヶ月 |
治療総額 | 装置代 900,000円+アンカー代 80,000円+定期通院費 170,000円=1,150,000円 |
治療のメリット | 上の抜歯することにより上顎前突(出っ歯)及び口元が改善され、前歯でしっかり物が咬め、自然とお口を閉じられるようになった。左下の抜歯をすることで前歯の正中が一致した。 |
治療のデメリット | 歯に装置が装着されることにより、むし歯のリスクが高まる。装置による違和感、喋りづらさ、舌に口内炎が出来やすい。 |
料金表
項目 | 料金 |
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矯正相談 | 無料 |
検査・診断料 | 35,000円 |
裏側矯正 | 770,000円~ |
調整料 | 5,000円 |
保定装置 | 30,000円 |